2019年09月22日
~念願のテン泊山行~【白馬岳(しろうまだけ)北アルプス】
「テン泊山行がしたい」
私が神奈川県家族山日記と名付けたのは、どこかで、そこにたどり着きたい想いがあったからなんですが
一歩一歩山を登るように準備を進めていき
5年越しでやっと念願がかないました。
テン泊山行「白馬岳(2932m)」に9月上旬、登ってきました。
私が神奈川県家族山日記と名付けたのは、どこかで、そこにたどり着きたい想いがあったからなんですが
一歩一歩山を登るように準備を進めていき
5年越しでやっと念願がかないました。
テン泊山行「白馬岳(2932m)」に9月上旬、登ってきました。
。
。
遠くから、私を呼ぶ声がする。
誰の声だろう、
デイダラの声だ
「神族起きろ!」
ふと、見上げると、ファルの入口越しにデイダラとYちゃん、F子の顔がある。
そっか、今、白馬岳に皆で来ているんだった。テントを張った直後に気を失ったように寝てしまったんだ。
おぼろげながら記憶をたどる。
9月6日 PM9時頃 神奈川県を出発
高速運転中、とあるパンツの話に盛り上がりすぎて、降り口を通り過ぎ1時間以上のタイムロス
9月7日 ÀM3時半頃 八方尾根第二駐車場につき仮眠、5時起床 5時半頃タクシーで出発
AM7時頃 白馬岳の登山口、猿倉より登り始める
15キロのザックは、ズシンと重いが、なだらかな道で時折白馬岳も見れて、快適に山歩き
AM8時頃 最初の山小屋、白馬尻小屋に到着
少し休んで、しばらく登ると
「やっと大雪渓だね」
そう、日本で1番有名な大雪渓のはじまりです。
私以外、皆スノーボーダーなので、日焼け対策がばっちり、私は対策なし(涙)
そして、私は
この素晴らしい大雪渓に、苦しんだ(;>_<;)
雪渓登りにはアイゼンが必要なのだが
私は、雪渓を舐めていて、お金をケチって簡易的なモンベルのアイゼンを買った
こちらのアイゼンは土踏まずのところだけに歯がある。
友人達のは、前と後ろに歯がある。
大雪渓は意外と急登で、土踏まずのところでは全く歯が噛まず、前の部分でしっかり噛ませないとうまく登れない、
当然に私の足はすべり、転ばないように踏ん張る足に、ザックを含めて約95キロの重量の負担がかかる。
乳酸が足に溜まりながら登って行く
ところどころヒビが入っていて危険です。
雪渓はなんとか登り終えたが
心と身体がすでに折れていた。
今回は
猿倉(1250m)から今回テン泊する村営白馬岳頂上宿舎(2730m)までの標高差約1500m を一気に登るルート
富士山でも登り口によりますが、大体標高差は1500mを下回ります。
1500mのイメージとして
東京タワーの階段が600段で150m。
これの10倍
五階建てのマンションの階段が約15m。
これの100倍くらいです。
余計にイメージ沸かないかな笑笑
とにかく、重いザックを背負った私にはめちゃくちゃキツイんです。
ちなみに明日登頂する白馬岳までは猿倉から1700mの標高差です。
周りは、雄大な景色が続く中、一歩すすめるごとに足が悲鳴をあげる。
どうして、テン泊なんかしようとしたんだ
一ヶ月走ってきた意味ないじゃん
おっさんが、夢見るもんじゃない
本気で辛い、、、
本当に苦しい、、、
もう止めたい、、、
帰りたい、、、
ネガティブな思考が頭を支配する。
すると
目の前でYちゃんが繰り返しつぶやいている
「辛いけど
自分で決めたんだ
ずっと登りたかったんだ
辛いけど
自分で決めたんだ
ずっと登りたかったんだ」
「Yちゃん、心の声がずっと漏れてるよ アハハ(*´∀`*)」
「あれっ!!声に出ちゃってた!!アハハ(*´∀`*)」
でも、
Yちゃんの言うとおり
私達は、山が好きで
白馬岳にずっと登りたくて
自分の意志で山と対峙している
これって幸せなことなんだよな、、
なんか力が出てきた。
ありがとうYちゃん( •̀ᴗ•́ )و ̑̑
しばらく登るとデイダラが腰を下ろして休んでる
「なんかかっこいい、モンベルの表紙になりそう(o゚▽゚)
私もやりたーい」
私だけ本気の休憩(o゚▽゚)
素晴らしい自然と、仲間の笑い声が
背中を押し、一歩一歩足を進める
見て!頂上宿舎が見えたよ!!
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/白馬岳頂上宿舎
最後の力を振り絞り登りきった。
やったぁ 登れた 本当に本当に辛かった ( ´ •̥ ̫ •̥ ` )
皆でコーラで乾杯!
最高にうめぇー(o゚▽゚)
ここで、テン泊の私と山荘泊の三人は別れた。
山荘の裏の窪地がテン場である。
もう既に沢山のテントが張られている
やっぱ多いのは、モンベルのステラリッジとアライテントのエアライズだけど、いろいろな幕があって、見てるだけで楽しい(o゚▽゚)
ちなみに。ファルproair(スノピ)は、誰もいなかった。少し寂しかったけど、誰ともかぶらない嬉しさが勝った( •̀ᴗ•́ )و ̑̑
テン泊幕最高峰のカミノドームに囲まれた箇所が空いていたので
そこにファルを張った
初めてのテン泊設営に手こずるかと思ったが
フライとインナーが一体となったファルはやっぱ建てやすく10分くらいで設営は完了
ペグは一切使わず、大きな石にガイロープを括り付けた。
靴を脱いでテントの中に入った瞬間
ぐぉぉおお
脚の全てがつってしまいました。
ブロガーの性ですね。こんな状況もカメラに収めている。
脚の痙攣をほぐしながら、エネルギーがゼロになっていくのを感じていた。
遠くから、私を呼ぶ声がする。
誰の声だろう、
デイダラの声だ
「神族起きろ!」
ふと、見上げると、ファルの入口越しにデイダラとYちゃん、F子の顔がある。
三人を幕内に迎え入れて
プリムスのP153でお茶を作って
今日の山行を振り返りながら談笑
夕食後、近くの丸山に登って夕日を見ることに決めた。
夕飯はパスタ。美味しい(*´∀`*)
山飯は単独でレポします。
ちなみに、山荘組の白馬岳山頂宿舎の評価はとても良かったです。
1部屋貸切状態で
夕飯はバイキング。
どれも、すごく美味しかったとのこと。
白馬岳は、この上にある白馬山荘が有名ですが、こちらもかなり良いですよ!
さぁっ!サンセットタイム
夕日を見に行こう!
どんどん、世界が薄紫に染まっていく
夕日はまるで溶岩のように濃い赤になっていく、山々も赤く染められていく
この世のものと思えない景色に
この世界をリアルに感じる
うまく言えないのですが、
地球が眠りに着く瞬間を肌で体感してる
みたいな、、
明日登る白馬岳、白馬山荘、テン場が
素敵な闇に包まれていく。
これを体感できるのは、ここまで登ってきた人の特権です。
みんないい顔してる。
ゼロになったエネルギーが満タンに回復していき、しまいには空も飛べそうな高揚感に満たされる。
本当に飛べるかもしれない。
よっし飛ぶぞ!
パタパタパタ
バタバタバタ
ぬぉーー!
飛べたああ
あれれ?降りれないぞ
逆犬神家状態で
朝まで浮かんで過ごしました。
うそうそ( ・́∀・̀)ヘヘヘ
大ジャンプの着地で両脚がつったのは言うまでもなく(o゚▽゚)
また、疲労が蘇り、朝まで
ぐっすり眠りにつきました。
〜ちゃんちゃん〜
次回は白馬岳頂上に行きます。
お付き合い宜しくです!
。
遠くから、私を呼ぶ声がする。
誰の声だろう、
デイダラの声だ
「神族起きろ!」
ふと、見上げると、ファルの入口越しにデイダラとYちゃん、F子の顔がある。
そっか、今、白馬岳に皆で来ているんだった。テントを張った直後に気を失ったように寝てしまったんだ。
おぼろげながら記憶をたどる。
9月6日 PM9時頃 神奈川県を出発
高速運転中、とあるパンツの話に盛り上がりすぎて、降り口を通り過ぎ1時間以上のタイムロス
9月7日 ÀM3時半頃 八方尾根第二駐車場につき仮眠、5時起床 5時半頃タクシーで出発
AM7時頃 白馬岳の登山口、猿倉より登り始める
15キロのザックは、ズシンと重いが、なだらかな道で時折白馬岳も見れて、快適に山歩き
AM8時頃 最初の山小屋、白馬尻小屋に到着
少し休んで、しばらく登ると
「やっと大雪渓だね」
そう、日本で1番有名な大雪渓のはじまりです。
私以外、皆スノーボーダーなので、日焼け対策がばっちり、私は対策なし(涙)
そして、私は
この素晴らしい大雪渓に、苦しんだ(;>_<;)
雪渓登りにはアイゼンが必要なのだが
私は、雪渓を舐めていて、お金をケチって簡易的なモンベルのアイゼンを買った
こちらのアイゼンは土踏まずのところだけに歯がある。
友人達のは、前と後ろに歯がある。
大雪渓は意外と急登で、土踏まずのところでは全く歯が噛まず、前の部分でしっかり噛ませないとうまく登れない、
当然に私の足はすべり、転ばないように踏ん張る足に、ザックを含めて約95キロの重量の負担がかかる。
乳酸が足に溜まりながら登って行く
ところどころヒビが入っていて危険です。
雪渓はなんとか登り終えたが
心と身体がすでに折れていた。
今回は
猿倉(1250m)から今回テン泊する村営白馬岳頂上宿舎(2730m)までの標高差約1500m を一気に登るルート
富士山でも登り口によりますが、大体標高差は1500mを下回ります。
1500mのイメージとして
東京タワーの階段が600段で150m。
これの10倍
五階建てのマンションの階段が約15m。
これの100倍くらいです。
余計にイメージ沸かないかな笑笑
とにかく、重いザックを背負った私にはめちゃくちゃキツイんです。
ちなみに明日登頂する白馬岳までは猿倉から1700mの標高差です。
周りは、雄大な景色が続く中、一歩すすめるごとに足が悲鳴をあげる。
どうして、テン泊なんかしようとしたんだ
一ヶ月走ってきた意味ないじゃん
おっさんが、夢見るもんじゃない
本気で辛い、、、
本当に苦しい、、、
もう止めたい、、、
帰りたい、、、
ネガティブな思考が頭を支配する。
すると
目の前でYちゃんが繰り返しつぶやいている
「辛いけど
自分で決めたんだ
ずっと登りたかったんだ
辛いけど
自分で決めたんだ
ずっと登りたかったんだ」
「Yちゃん、心の声がずっと漏れてるよ アハハ(*´∀`*)」
「あれっ!!声に出ちゃってた!!アハハ(*´∀`*)」
でも、
Yちゃんの言うとおり
私達は、山が好きで
白馬岳にずっと登りたくて
自分の意志で山と対峙している
これって幸せなことなんだよな、、
なんか力が出てきた。
ありがとうYちゃん( •̀ᴗ•́ )و ̑̑
しばらく登るとデイダラが腰を下ろして休んでる
「なんかかっこいい、モンベルの表紙になりそう(o゚▽゚)
私もやりたーい」
私だけ本気の休憩(o゚▽゚)
素晴らしい自然と、仲間の笑い声が
背中を押し、一歩一歩足を進める
見て!頂上宿舎が見えたよ!!
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/白馬岳頂上宿舎
最後の力を振り絞り登りきった。
やったぁ 登れた 本当に本当に辛かった ( ´ •̥ ̫ •̥ ` )
皆でコーラで乾杯!
最高にうめぇー(o゚▽゚)
ここで、テン泊の私と山荘泊の三人は別れた。
山荘の裏の窪地がテン場である。
もう既に沢山のテントが張られている
やっぱ多いのは、モンベルのステラリッジとアライテントのエアライズだけど、いろいろな幕があって、見てるだけで楽しい(o゚▽゚)
ちなみに。ファルproair(スノピ)は、誰もいなかった。少し寂しかったけど、誰ともかぶらない嬉しさが勝った( •̀ᴗ•́ )و ̑̑
テン泊幕最高峰のカミノドームに囲まれた箇所が空いていたので
そこにファルを張った
初めてのテン泊設営に手こずるかと思ったが
フライとインナーが一体となったファルはやっぱ建てやすく10分くらいで設営は完了
ペグは一切使わず、大きな石にガイロープを括り付けた。
靴を脱いでテントの中に入った瞬間
ぐぉぉおお
脚の全てがつってしまいました。
ブロガーの性ですね。こんな状況もカメラに収めている。
脚の痙攣をほぐしながら、エネルギーがゼロになっていくのを感じていた。
遠くから、私を呼ぶ声がする。
誰の声だろう、
デイダラの声だ
「神族起きろ!」
ふと、見上げると、ファルの入口越しにデイダラとYちゃん、F子の顔がある。
三人を幕内に迎え入れて
プリムスのP153でお茶を作って
今日の山行を振り返りながら談笑
夕食後、近くの丸山に登って夕日を見ることに決めた。
夕飯はパスタ。美味しい(*´∀`*)
山飯は単独でレポします。
ちなみに、山荘組の白馬岳山頂宿舎の評価はとても良かったです。
1部屋貸切状態で
夕飯はバイキング。
どれも、すごく美味しかったとのこと。
白馬岳は、この上にある白馬山荘が有名ですが、こちらもかなり良いですよ!
さぁっ!サンセットタイム
夕日を見に行こう!
どんどん、世界が薄紫に染まっていく
夕日はまるで溶岩のように濃い赤になっていく、山々も赤く染められていく
この世のものと思えない景色に
この世界をリアルに感じる
うまく言えないのですが、
地球が眠りに着く瞬間を肌で体感してる
みたいな、、
明日登る白馬岳、白馬山荘、テン場が
素敵な闇に包まれていく。
これを体感できるのは、ここまで登ってきた人の特権です。
みんないい顔してる。
ゼロになったエネルギーが満タンに回復していき、しまいには空も飛べそうな高揚感に満たされる。
本当に飛べるかもしれない。
よっし飛ぶぞ!
パタパタパタ
バタバタバタ
ぬぉーー!
飛べたああ
あれれ?降りれないぞ
逆犬神家状態で
朝まで浮かんで過ごしました。
うそうそ( ・́∀・̀)ヘヘヘ
大ジャンプの着地で両脚がつったのは言うまでもなく(o゚▽゚)
また、疲労が蘇り、朝まで
ぐっすり眠りにつきました。
〜ちゃんちゃん〜
次回は白馬岳頂上に行きます。
お付き合い宜しくです!
Posted by 神奈川県家族 at 18:26
│■■■■■登山■■■■■│白馬岳(北アルプス)