2016年06月20日
ブローガー捜査ファイル【山伏オートキャンプ場編】
神奈川は、白とも黒ともいえない雨雲を見つめながらめまいを覚えた。
「落ちているのは、雨なのか、それとも私なのか。。」
↑marmiさんが飽食キャンプのステッカーを作ってくれました
「キャンプでたくさん食べよう！」素敵ですね♪ marmiさんありがとうございます＾＾
てなことで山伏ACでの飽食キャンプを捜査してきました！もちろんハーフフィクションですからねｗ
お見知りおきを＾＾
「落ちているのは、雨なのか、それとも私なのか。。」
↑marmiさんが飽食キャンプのステッカーを作ってくれました
「キャンプでたくさん食べよう！」素敵ですね♪ marmiさんありがとうございます＾＾
てなことで山伏ACでの飽食キャンプを捜査してきました！もちろんハーフフィクションですからねｗ
お見知りおきを＾＾
「キャーーー！ピザ生地を忘れた！！」
山伏ＡＣに向かう車の中で神奈川の妻が急に叫びだした。
今回のグルキャンでは大物ブローガー達の警戒を解くために、ピザを一緒に作ることになっていた。
昨夜作ったその大事なピザ生地を忘れたのである。
もちろん、神奈川の妻にしろ子供たちにしろ今回がブローガー捜査のためのグルキャンであることは知らない。
ただ神奈川の緊張感が伝わったのか、妻だけは、うすうす普通のグルキャンではないことを察知していた。
スーパーで替えの生地を購入できた時は夫婦揃って安堵のため息をついた。
今回は横浜でのブローガー捜査の時に約束したグルキャンであり
捜査の対象となる大物ブローガーと家族は下記のとおり
キャンプもののけ姫こと いずみ１１１ と その夫 会長氏 及び愛犬 ミントとギャラン
浜の女豹こと marmi-akと その夫 ｍａｒ氏 及び愛犬 アンズとカエデ
関東雨幕会会長こと 石狩のくま と その夫 くまぞ氏 及び 娘 ぴっぴ 息子 ちゅっちゅ
キャンプ場コロンブスこと しく氏 と その娘
危険度ＡＡＡ以上、中にはＳ級クラスの関東の大物ブローガー達の捜査である。
道志道をどんどん進み とうとう山伏ＡＣにたどり着いた。
コロンブスしく以外のブローガーは既に着いてると連絡を受けていた。
恐る恐るサイトに向かった。
目の前には広場のような独立したサイトひろがり既に３幕が設営されていた。
森林の中で各々の幕は煌めいていた。
その光景を目の当たりにした神奈川だけが青ざめて生気のない顔でいる。。
今回の捜査でブツの現場を押さえることが神奈川の使命であったのに
浜の女豹が、ウトガルドとは違う幕を張っていたのである。いわゆるグレーゾーンの幕に変わっていた。
トリオドーム グレーゾーン
情報が漏れたのか。。とうとう私の近くにも※堕天使が出たか。。 ※堕天使＝捜査官がブローガーのスパイになること
誰だ。。女豹とコンタクトを取っている捜査官は。。
Gaーか。。しかしGaーは四国支部であり、あ～みえて誇り高き捜査官。。
やすやすとブローガーに落ちるとは思えない。。
となると。。ＣＨＵＲＵか。。 まさか あの真面目な捜査官が。。
しかし最近ブツに手を染めないまでもブツ以上のブツを自作していた。。
落ちてしまったのか。。ＣＨＵＲＵよ。。
神奈川は恐る恐る女豹に、なぜ幕を替えたのか聞いたところ、雨対策とのことだった。
神奈川はほっと胸をなでおろしたが、堕天使からの漏えいも考えられるので引き続き気を引き締めていこうと思った。
子供たちは川で遊んだり、ピザを皆で作ったり、楽しい雰囲気がサイトに広がりつつあった。
そうこうしているとコロンブスしく が遅れて到着した。
関東のブローガー達に多大な影響を与えている、しく氏ではあるが、実は一度も捜査線上にあがったことがない
いわゆるグレーゾーンのギアを巧みに扱い一度も尻尾を見せないのである。
アルマディ６ グレーゾーン
神奈川は、ブツとギアの違いを教え込まれたブローガー捜査官学校での授業を思い出していた。
「世界のブローガー捜査会議で定められたブツとギアの違いを計る基準は、コールマンを超えるか超えないかである」
「ペグ先生！マスターシリーズはどうなるんですか？？」
「いい質問ですね。。世界基準が制定された当初はマスターシリーズは想定されていなかった
金額的にはブツとも思えるが、コールマンはコールマンなので、いわゆる法の網をくくり抜けた
グレーゾーンのギアであります。 ここから半年はこのグレーゾーンギアとブツの違いを徹底的に叩き込みます」
「あっあと 君たちが捜査官になったとき1万円以下のブツについては切り捨ててギアと考えなさい
君たちの捜査は、あくまでも大物を狙うためにある。税金の無駄遣いと言われないよう注意するように」
神奈川は未だに分別がうまくできないが、
大物ブローガー達と談笑しながらも道具をチェックしていた。
パイルドライバー ギア
BYER(バイヤー)のコット ブツ
ネイチャートーンズの台 ブツ イグルーマリンウルトラ ギア
マーベラス＆焚火テーブル ギア
鹿ロールテーブル ギア
ＬＩＣＯ テーブル ブツ
カーミットチェア ブツ
スノピローチェア ブツ
ブツ！ ブツ！ ギア！ ブツ！
ここら辺の見分け方も難しいのである。
コールマン２８６Ａ グレーゾーン シーズンズランタン ブツ
シーズンズランタンは国によってブツかギアかは分かれるが、日本ではブツである。
調査を進めていくと
ブツに手を染めている大物ブローガーの中にも違いがあることに気づく
いずみ姫のサイトは
パビリオンをはじめブツで埋め尽くされている
一方 石狩のくまのサイトは
LＩＭＡのＢＡＨＡＲＩはブツであるが、ブツではないギアも多数ある。
石狩のくまは、まだブツの沼から戻れるのではないだろうか。。と神奈川は考えていた
神奈川は再び、学校時代の授業を思い出した。
「ペグ先生！ ブツの沼に落ちてしまう人と落ちない人の傾向の違いはあるのですか？」
「一概には言えないが、夫婦揃ってでブツに惹かれる人は、ブツの沼に落ちる可能性が高い
一方夫婦のうちどちらかがブレーキをかけてくれればブツに惹かれても沼に落ちないこともある」
いずみ姫の夫である、会長氏を見てみる。
目をつぶって片足で岩の上に立ってピクリともしない。。。
ダメだ。。。もう手遅れだ。。。
一方、石狩のくまの夫、くまぞ氏に話しかけてみた
「どうですか？キャンプ 楽しいですか？」
「キャンプに来てしまえば子供達の楽しい姿を見れるしいいんですが。。、
神奈川さんは雨の日、キャンプ行かないんですよね？
私もせめて雨の日は行きたくないんです。」
と話していた
もしかして、くまぞ氏は、自分の妻が関東雨幕会会長であることに気づいていないのかも。。雨の日じゃないキャンプなんて
ありえないのに
しかし、雨の日はキャンプをしたくない。 くまぞ氏は至極まっとうな考えの持ち主である。
まだまだやり直せる。
神奈川は、捜査官であり本来であれば逮捕することを目的とするが、
戻れる可能性があるブローガーには戻ってほしいと願っている。
雨と言えば、浜の女豹といずみ姫がこんな話もしていた。
「雨だったらキャンプをキャンセルすることは考えないんですか？」
「いやっ 考えるけど とりあえず現地まで行って確かめる」
「そうそう とりあえず現地までいくよね だって気持ちがおさまらないから」
「そうそう。。気持ちが爆発しちゃうよね」
平静を装って聞いているものの神奈川の表情は恐怖に凍りついていた。
神奈川が神経を擦れ減らしながら捜査をしている一方、神奈川の子供たちは楽しんでいた。
娘たちはいろいろな幕に行っては女子会を開き楽しみ
息子はいろいろな色のＬＥＤランタンにはまったみたいだ
ブローガー達はマフィアと一緒でファミリーを大事にする。
夕飯は道具に負けない豪華な料理達！！
ブツ！ブツ！ブツ！ブツ！
神奈川は、久々の炭火だったのでうまく焼けず時間もかかってしまい、宴の始まりに入れなかった。
神奈川はいつも間が悪い。
汚名返上とばかりに、巷で流行っているというキャンプソング「くまぞダラリン」を歌ったが
最初の出だしのキーを間違えて 思いっきり高くなってしまった
ラジバンダリ♪
汗ばんだり♪
よく働く くまぞ ダラリ~ン♪
無理やり最後はキーを落として歌ったが
「今、ラジバンダリ ど～でもいいわっ」と笑いながら女豹が言い放った。
ただし、女豹の目はロゴスの氷点下保冷剤より冷たかった。
美味しい料理と楽しい会話で暖かい雰囲気の中、お開きとなった
神奈川の朝は早い。。
朝、四時半に目が覚め
昨夜からのやみそうにない雨の中、場内を散策しながら
大物ブローガー達との昨日の出来事を思い浮かべていた。
いずみ姫は、パビリオンをいろいろ解説してくれて、じっくり見せてくれた。
marmi‐akは、一年越しにタンシチューを頑張って作ってくれたしステッカーをくれた。
石狩のくまは、冗談でリクエストした朴葉焼きを覚えていてくれて作ってくれた。
コロンブスしくは素敵なスノコを譲ってくださると提案してくれた。
皆、一様に優しかった。
しかし、神奈川はそんなブローガーを捜査しなくてはいけない。
今回、現場を抑えたことにより、逮捕もしなくてはいけない。。
神奈川は、白とも黒ともいえない雨雲を見つめながらめまいを覚えた。
「落ちているのは、雨なのか、それとも私なのか。。」
堕天使。。。。
家族はどうなる。。無理だ。。。
でもブローガー達にも家族がいる。。
ネズミ。。。。
雨音にかき消されそうな声で一人つぶやいた。。
雨の撤収は早い、皆、黙々と撤収作業。
神奈川も撤収が終わり、捜査対象であるｍａｒ氏に自然と煙草をもらってしまったことに驚きつつも
捜査が終わることの解放感なのか捜査が終わることの虚脱感なのか不思議な感覚に包まれながら煙草をふかした。
各々撤収が終わり、余韻に浸りながら、各自帰路に着いた。
誰もいなくなったサイトは、濡れた砂利だけが広がり
先ほどまでの笑い声は消え、木々に振りつける雨の声だけが響いていた。
家につく前に、神奈川は今回の捜査を本部に報告しなければならない。
コンビニに入り連絡をする。
「関東捜査本部神奈川地区所属の神奈川です。
今回の山伏AC捜査の報告をいたします。
今回の捜査結果は。。。。。
ブツは確認できずグレーゾーンどまりでした。
はい。。ねずみ越えはありませんでした」
神奈川はコンビニで煙草とカフェラテを買い煙草をくわえた
ネズミ捜査官になるとは。。
今回だけ。。
今回だけだ。。
神奈川は煙草を吸い深くため息をついた。
そして、先ほどまでの雨雲が嘘のように晴れてきた空を見上げた。
～～完～～
いやいやいや！わけのわからないレポにお付き合いいただきありがとうございました＾＾
グルキャンの詳細は皆さんのレポを見てください＾＾
marmi-akさんのレポ その１ その２ その３
石狩くまこさんのレポ その１ その２
しくさんの レポ
しかし、今回のキャンプ驚きましたね～！！
だって前日まで雨マークなんて一つもなかったんですよ！！（爆）
昨年の総集編で
さて来シーズンの神奈川県家族は
「ふもとっぱらで気球に乗れず、奥様号泣」
「神族、本当の神族になったってよ」
「神奈川県家族、初の雨撤収！その理由とは」
こんな予想をしていたのですが、
見事的中！！（爆）
さすが雨幕会会長との初ファミグルキャンは無事には行かないですよね！！
それに、最強の雨女も一緒なんですからなおさらですｗｗ
しかも、くまこさんが近づくたびに、雨足が強くなる！！
いやいや１～２回なら私も驚かないのですが
それが４～５回続くと、マジに焦ります（爆）
テントから顔を出しただけでも、雨が強くなるのを目撃し絶句しましたｗｗｗ
でも、神奈川県家族初の雨撤収がこのメンバーだったのは良い思い出になりました＾＾
ご一緒いただいた皆様、美味しい料理＆楽しい時間を
ありがとうございました＾＾ｖ
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